50代から通訳者・翻訳者になるには

翻訳者・通訳者をなるための英語の勉強法、必要なツールについて紹介!

会社で翻訳

先日、会社で翻訳を行いました。

 

会社のホームページに掲載されている文書の英語への翻訳です。

 

さっそく取りかかってみたものの、困ったことに原文である日本語があまりよろしくない。

 

翻訳している方であればもしかしたら「あるある」なことかもしれませんが、主語が抜けていたり、同じ動詞がひとつの文の中で2度も使われていたり、また同じ内容の文を少し言い換えただけの文が連続していたりして、そのまま翻訳すると外国人からしてみれば意味不明の文になってしまうこと。

 

あまり日本語がよろしくないと言っても、日本人であれば全体感から、ああこういうことを言いたいんだなというのがなんとなく検討がつく程度の文章。

 

しかしながら、英語に翻訳した場合、何がなんだかわからない文章になってしまう。

 

そんな経験、ありませんか。

 

時間があれば、まず日本語を添削、主語述語をはっきりさせ、「です・ます」を統一、動詞が繰り返さないように全体の構文を修正し、同じような意味の文が続く場合はひとつの文に押し込むか思い切って削除し、年月日や数字の表現の仕方も統一し、なーんてことをやるんですが、今回あまり時間もなかったので、原文の修正は諦め、日本語にないところを補い、また文章全体として意味が通るように翻訳側だけの対応としました。

 

ほんとは背中がむずむずして、何度も日本語の方を直そうと思ったのですが、時間との絡みで泣く泣くこのような対応となりました。

 

翻訳を提出する時、依頼者にやんわりとその状況を伝えるとともに、翻訳には日本語にない部分があったり、日本語の方を切ったところは、全体的に良い感じで英語の方をまとめているので、上司などに見せる時は、そういった処理をしていることを伝えてもらえるようにお願いしました。

 

そうしないと人によっては、まずパッとみて日本語にない単語が英語にあると、これおかしいのではないか、どういうわけだ、やり直し!となることもありますよね。

 

そんなわけで全部でA4一枚程度の翻訳で量的には多くはなかったのですが、とても疲れました。

 

自分もそうなのですが、どんな言葉でも活字として読むと、ある程度推敲された言葉として認識してしまうよう。

 

この文章も翻訳されることはないので、主語述語などを意識せずに書いていますが、翻訳される可能性のある文章を書く場合は、気をつけたいと思います。